【建築現場施工の流れ】

窪田 圭祐 2024.06.24

こんにちは。現場監督の窪田です。

前回のブログでは上棟後の構造を固めていく工事・雨仕舞工事までの流れについて書かせていただきました。

今回はその後の建築下地工事~設備工事~断熱工事までの流れを簡単にご紹介させていただきます。

 

1.内部下地工事】

構造、雨仕舞の工事が完了後は内部の下地工事へと進んでいきます。

簡単にご説明すると壁や天井を施工する為の骨組みを組んでいく工事です。

今後の仕上げ工事の良し悪しを左右する大事な工事期間ですね。

且つ上記の工事期間内にて壁・天井下地の施工も行います。

例えばカーテンレールや後々DIYで棚を取付けしたい、天井に物干しを取付けしたい等、特定位置に下地を施工しておく工事となります。

このタイミングでの施工を逃してしまうと、後から下地を追加することが難しくなってしまう為、事前にご計画をご検討されている場合は、担当の設計士に工事着工前にご相談いただくことをオススメ致します。

完成後にこの部分に下地を入れておけば良かった等、結構この業界ではあるあるかもしれません。

 

2.設備工事(水道・電気・ガス】

内部下地工事と並行して設備工事を進めていきます。

設備工事とは水道給排水工事・電気配線工事・ガス配管工事等の工事が主に該当致します。

その中でもキッチンは水道・電気・ガス全ての設備が必要となります。

事前の墨出しを入念に行い、施工するキッチンに必要な設備配管配線に抜けがないか、また特定の位置に配管配線ができているかどうか等チェックを怠らず作業をしていきます。

いざキッチン本体施工の際に、設備配管配線の位置間違いや仕様不備にて、当初の予定の位置にキッチンが施工できない等のトラブルをおこさない為にも、とても重要な工事となります。施工において要注意・要チェックポイントですね。

 

3.断熱工事】

12の工事完了後は断熱工事へと進みます。

断熱の種類は色々とございますが、弊社の標準はウレタン断熱吹付け工事となります。

外部に面している壁・天井・屋根等にウレタン断熱を吹付けていく工事です。

35坪くらいの建物であれば1日で工事が完了することが大半となり、それ以上の坪数と

なると2日間かかる工事ですね。

ちなみに今回ご紹介させていただいている現場は4日間かかりました。大きかった。

建築工事を進めていく中で断熱工事完了がひとつの区切りとなります。

この工事が完了するまでは、多くの業者さんが工事にて出入りし、現場にたくさん人がいるなぁと感じるかもしれません。

上記までの工事まで完了しますと、現場は人の出入りも含め少し落ち着いていきます。

現場監督、協力業者さん共にここでホっと一息という感じです。

 

今回はざっくりと簡単にではございましたが、断熱工事完了までの流れをご説明させていただきました。この期間は工事の中でも大事な部分が多く詰まっている為、一監督としては

不明点や確認事項等を事前にクリアにして工事に臨むよう心掛けております。

大事な部分となりますので、確認等にてお施主様にも多々ご連絡させていただくことがあるかと存じますが、何卒ご協力いただけますと幸いでございます。

 

次回は続けてこの先の工事の流れについてご紹介ができればと思います。

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